真島あみオフィシャルブログ
21世紀的魔女論

マネキンになるよう求められる女性たち


 

 

私たちは女性は、外見のことをネガティブに言われると

 

死にたくなります。

 

 

一ヶ月間にたくさんのメッセージをいただきますが、その半分は外見のコンプレックスについてです。

傷付き、助けを求めてメッセージを送ってくださった方のことを想うと、私の心は一瞬凍りつき、そして燃え上がります。

 

「ブス」という一言で、女性は死に近い何かを体感します。

大げさに聞こえるかもしれませんが、それくらいの破壊力があるのです。

 

太古の昔から、女性の価値は“世間一般の美しさをもっているかどうか”で決まってきました。

その枠からはみ出た女性には価値がない。

そんな価値観が、願い年月をかけて植え付けられてきたのです。

 

そしてそれを利用し、メディアや企業はビジネスを始めます。

ハーフモデルをたくさん起用し、「西洋的な顔立ちの女性が1番美しい。」という価値観を植え付け、それに近づかせるための商品をたくさん生み出しました。アイプチ、メザイク、カラーコンタクト、つけまつ毛、プチ整形、豊胸手術など、今では一般的ですね。

それらの商品が悪いと言っているわけではありません。

「女性に輝いて欲しい!!」と、純粋に情熱を持って商品を作っている企業もあるはずです。

しかし、一重や奥二重の女性が多い日本で、そんな商品ばかりがコスメコーナーに並べば、「私はダメなんだ。」と感じさせてしまうのは分かりきったこと。

なんだか、悲しいですね。

 

 

また昨年、メイクモデルを探していて、ある女の子と出会いました。

その子は高校生だったのですが、母親を説得して美容整形をしたことを私に話してくれたのです。

「だってそうしないと私、一生1人だと思ったから…。」と、瞳を潤ませながら、笑って言うのです。

その子とお母様のかなしさ、寂しさ、怒りを感じ、気付いたら涙が頬を伝っていました。

 

 

 

私たち女性は世間から、マネキンになることを求められています。

しかしそれは、私たちが本当に幸せになる方法ではありません。

 

私たちが自分を生き、幸せになるためにしないといけないこと

それは

世間に惑わされず、真実の瞳で自分を見つめることです。