真島あみオフィシャルブログ
21世紀的魔女論

入浴は女を新しくする儀式


 

入浴

というものを、私はただの洗浄だとは思っていない。

 

 

人里離れた森の奥の、小さな古い小屋で、分厚いローブを被った老婆が【若返りの魔術】をはじめ、見る見る妖艶な美女に変化していく…。

彼女は何事もなかったようにローブを脱ぎ捨て、持ってきていたドレスを取り出し、“新しい”ボディを確かめながらゆっくりと身に纏い、手ぐしで髪をまとめ、薬指で軽く紅を差すと、残酷なまでに美しい笑みを浮かべながら、小屋を後にする。

 

 

大げさな表現かもしれないが、入浴とはそれくらいの“儀式”だと思っている。

 

入浴中には、なぜか悩みが悩みでなくなったような、ある種の悟りのような気付きを得ることや、今まで考えもしなかったアイデアが浮かぶことが多々ある。

貴女にも、そんな経験がないだろうか?

その時まさに、新しい自分になったと言っても過言ではない。

 

また、入浴後の肌を鏡で見ると、「これが私??」と本気で目を疑いたくなる瞬間がある。

まるで、この世に生を受けて間もない赤ん坊のような、きめ細かく無防備な肌。

その肌は、この世のすべての美を集め笑っている。

貴女にも、そんな経験がないだろうか?

 

 

毎日毎日

入浴するたび

女は新しくなる。

 

 

女ならば、入浴を軽視してはいけない。

魔法を浴びなさい。

 

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