セルジュ・ゲンスブール
フランスを代表する芸術家
作曲家、作詞家、歌手、俳優、映画監督として名を馳せた
また、数々の美女と浮名を流した、伝説の男
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容姿にコンプレックスを抱え、自らのことを「醜男」と呼んでいたゲンスブール。
コンプレックスと自信(才能)の狭間で葛藤した生き方が、未だに世界中の男性の共感を呼んでいるようですね。
「俺は美しさよりも醜さのほうが好きだ。だって醜さは衰えないから」
「俺のような醜男には二通りの生き方しかない。同情にすがって母性本能を刺激するか、相手を不安にさせ、怖がらせる方法。俺は後者を選んだ。」
などの、自身の容姿を肯定も否定もできる名言を残しています。
写真を見たら分かる通り、ゲンスブールの容姿はとても個性的。(といっても、醜男まではいかないと思いますが・・・。)
しかし彼は、常に数々の美女を虜にしていたのです。
その中でも有名なのが、ブリジット・バルドーとジェーン・バーキン。
バルドーとゲンスブール
彼女は後に「法的に私はギュンターの妻でしたが、非合法的にはゲンスブールの妻でした。非合法が私は好き。」と語っています。
本気だったんですね。
バルドーと破局後、ジェーン・バーキンと出会います。
バーキンとゲンスブール
出会いこそ最悪だったものの、二人は瞬く間に惹かれあい、結婚。(事実婚です)
そして娘もでき、“おしどり夫婦”と呼ばれるようになりました。
が、ゲンスブールの酒乱とDVが原因で離婚。
しかし和解し、ゲンスブールが亡くなるまで親交は続きました。
バルドーとバーキン以外にも、様々な女性と官能的な日々を過ごしていたゲンスブール。
彼は酒やたばこに溺れ、誠実とは言えない男性でしたが、なぜ数多くの女性たちを虜にしたのでしょうか?
まず1つ確実なのが、才能ですね。
作詞や作曲、俳優など、芸術的なセンスに優れ、フランス・ギャルやジュリエット・グレコ、そしてエディット・ピアフなどのスターが彼の才能に惚れ、楽曲提供を頼んでいました。
才能のある男性に惹かれる。
それに理由は必要ないですね。
しかし、ゲンスブールの魅力は才能だけではありません。
一番魅力的なのが、弱さ。
そしてその弱さから生まれる、セクシーさ。
あくまでも色気ではなく、本能的で野性味の強いセクシー。
見た目は強いオーラがありますが、中身はまるで傷付いた小動物。
彼の言動ひとつひとつに寂しさと弱さが潜んでおり、女性の中に眠る、「守りたい」「助けたい」という本能を刺激します。
「女は常に去って行く……。しかし、私たちは、その女たちがどこに行くのか決して知ることはない。」
「最後の女か最後の煙草か、どちらか選ばなくてはならないならば最後の煙草を選ぶ。捨てる時に楽だから。」
「私が、あまり昔の歌を聴かないのは、怖いからなんだ。怖いというのは、自分の人生を通り過ぎた多くの女性の顔が見えて来る怖さなんだ。例えば、この「死ぬほど憂鬱」を聞くと、これを書いた時に考えていた、ある可愛い女が頭の中に蘇って来る。」
「煙草はセックスに勝る快感だ。煙草は五分に一度の快感を得られるが、愛の快感は五分に一度も味わえない・・・。」
「男には二種類ある。ジゴロと旦那。女にも二種類ある。娼婦と・・・娼婦。」
「女を憎みながら女を愛す、それが私。」
寂しさと弱さを隠す、一種の誘惑とも呼べる言動に、女性たちはハマってしまったのでしょう。
彼の女神になりたいと、本能が騒ぐのです。
幸せになれるかどうかは別として、ね。
ゲンスブールに興味が出た!もっと知りたい!という方におすすめなのが、映画【ゲンスブールと女たち】
伝記映画です。
俳優さんたちも、容姿・雰囲気似ています。(バーキンは違うな…と正直感じてしまいましたが💦そしてバーキン役のルーシー・ゴードンは、この映画の撮影後に自殺してしまいました。)
とくにバルドーが素晴らしい。
レティシア・カスタという女優さんなのですが、本当にバルドーそっくり。
ゲンスブールに興味ない人にも、バルドーだけは見ていただきたいです(笑)
数日後、ゲンスブールの動画を上げます。
そちらもお楽しみに💋
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