花は戦略家です
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花は蜜を与える相手を選んでいます。
ちなみに、花といえば蝶をイメージする方も多いと思いますが一部の花は蝶が苦手だそうです。
理由は口が長くて花粉を体に着けることなく蜜を吸い取られてしまうから。
もちろん蝶が好きな花もいますが、多くの花が大好きなのは蜂です。
蜂は働き者で頭が良く、花の色や形を認識して同じ種類の花を飛び回るので受粉が成立しやすいです。
花と蜂は理想的な共存関係にあるので多くの花は蜂のために蜜を作り、蜂にウケがいい色や香りを作り出します。
花と送粉者は与えて与えられるという共存関係を築いていますが、人間のように愛し合っているわけではありません。
お互いの利益が一致しているから協力し合っているだけであって、今の関係が築かれるまでに何度もすったもんだ繰り返してきました。
昔は花も「とにかく花粉と花蜜をいっぱい出していろんな送粉者に来てもらおう！！」と大盤振る舞いしていたのです。
しかしあるとき頭の良い花が気付きました。「これ、効率悪くない？」と。
不特定多数の送粉者に来てもらうために花蜜にすぐたどり着けるように咲いたら、確かにモテモテにはなりますが同時に花粉だけ取ったり、花を食い荒らしたり、同じ花に飛んでいかない気まぐれな送粉者も引き寄せてしまうことになります。
100匹送粉者を引き寄せたとしても98匹は花粉を運んでくれないかもしれない。
それに花はたくさんの種類があります。つまりライバルが多いです。みんながみんな同じ条件で咲いていたら、自分が選ばれる確率が低くなります。
そこで花は気付きました。
「自分の個性が生かされる場所で咲こう、自分の願いを叶えてくれる送粉者にだけ蜜を与えよう。」と。
そこから、月下美人やジャスミンをはじめとした夜に咲く花や、寒い時期に温かい温室を作って送粉者を誘うフクジュソウ、メスの蜂に化けてオス蜂を誘うランなど、個性的な花が増えていきました。
自分の個性を活かしライバルの少ない場所で誘惑することで現代まで繁栄することができています。
人間の世界でも同じことが起きていると思いませんか。
男性受けする容姿と内面でモテモテだけど、遊ばれてしまい恋愛か続かなかったり、暴力的だったり浮気症な男性に好かれて大変な思いをしている女性と、個性的だけれど同じように個性的な男性を引き寄せて愛されている女性。
不特定多数にモテるのは効率が良くないです。
いろんな人を引き寄せてしまうので、魅力を搾取しようとする盗蜜者もたくさんきます。これは結構厄介です。
花人さんには自分の個性を活かし、盗蜜者ができるだけ少なくて自分を求めてくれる人がいる場所で咲き誇っていただきたいなと思います。
それが自分と共存関係を築ける相手を見つける最短の方法となります。
「私の個性はなんだろう？」「私を求めてくれる人はどんなタイプだろう？」と、真剣に考えてみてください。
分からない方は私を頼ってくださいね。
自分の魅力や個性を知りたい方は花人セッション、自分を求めてくれる送粉者のタイプや咲くべき環境が知りたい方は誘惑セッションがおすすめです。※誘惑セッションは花人セッションを受けてくださった方が対象です。
続きます。
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