ネイルをしている爪は、あまり色っぽいとは思わない。
やはり、美しく整えられた素爪が一番だと思う。
しかし、女としてのモチベーションを上げたいときに、どうしてもマニキュアを手に取ってしまう。
小さな爪という部分に、時間をかけて色を重ねる行為が、“女”を取り戻す方法となっているのだろう。
まずは爪の形と、表面を整える。
短い爪なら、レッド
長い爪なら、ピンク
が、色っぽいと感じる。
今は気分で爪を伸ばしているので、手に取るカラーは、ピンク。
まずはベースコートを2度塗り。
しっかり乾いたら、ピンクのマニキュアを薄く薄く重ねていく。
乾くのを待つ時間も、なんだか女っぽくて好きだ。
仕上げにトップコートを1度塗ったら完成。
ピンクといっても様々だが、私が好むのは桃色。
肌から浮かない、ミルキーな色が好き。
この色は、美しさと残酷さが混同しているように感じる。