真島あみオフィシャルブログ
21世紀的魔女論

メイクの哲学


 

 

メイク時間が長いと不細工になると世間では言われているようだか、そうでもないと私は思う。

「まだ足りない。まだまだ。」と、現状の自分を楽しめないままメイクをすると、素の自分を隠すために厚塗りになるから、そういう意味では不細工になると言えるのかもしれない。

しかし、ひとつひとつの行程を楽しみながらじっくりメイクするのであれば、美しく仕上がるはずだ。

 

 

私は最近、チークをアイシャドウとして使用している。

お気に入りはマキアージュのドラマティックヌードヴェール。

付属のブラシにチークをふくませティッシュオフし、瞼全体に滑らす。

瞼がほんのりピンクになり、なんとも言えない湿度を感じる。

もちろんチークにも同じカラーを。

 

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“アイシャドウとチークに同じアイテムを使用する”

 

このメイクの雰囲気が最近好きで、ブラシに粉をとって肌に滑らせるだけの行程なのに、いつもの倍の時間をかけている。

もちろん、濃くなりすぎないように気をつけながら。

 

これがすごく楽しい。

そしてパートナーからも好評。

 

 

やはりメイクも、流行りやテクニックよりも楽しむことが大切だ。

楽しむことが抜けていると、魂が宿らない。

日の目を見ない絵画のように、ひたすら寂しい。

 

 

メイクはアートだ。

その人そのものを表す。

ひとつひとつの行程に独自の美意識を見出し、楽しみながら丁寧に仕上げよう。

 

 

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