わたしの世界へようこそ。
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肉体を持って生まれたものは、いずれその体を卒業します。
家の近くでセミの死骸を見つけました。
羽はつやつやと玉虫色に輝き、もうそこに命は宿っていないと思えないほど美しい。
セミを想うと切なくなるという方も多いでしょう。
彼らの命は短いというイメージがついています。
確かに、セミは成虫になって1週間、長くても1ヶ月ほどで死を迎えると言われています。
しかし、幼虫時代は2〜7年ととても長いのです。
また北アメリカには、17年もの間幼虫時代を過ごすセミもいるようです。
そうすると、セミは他の昆虫よりも圧倒的に寿命が長いことが分かります。
とても力強い生物だとは思いませんか。
生き物の生態を知ることは、命を知ることであり、美の選択です。
どんなに「気持ちが悪い。見たくない。」と感じるものであっても、見ること、理解することで、真の姿と美しさが見えてきます。
また、苦手な動物はあなたのシャドウ(影)であり、あなたが抑圧しているものや潜在的な恐れを教えてくれます。
例えばセミが苦手な方は、自分の存在をアピールすることを恐れているかもしれません。
常に「隠れなきゃ。」と感じているのかもしれません。
セミはあなたに、こう囁きます。
「あなたは十分、自分と向き合ってきました。真っ暗闇の中じっと耐えてきましたね。もうあなたには、太陽の光を浴びる準備ができています。勇気を持って地上へ這い上がり、力強く命の音を響かせましょう。誰もあなたの歌声を止めることはできません。」
もう隠れなくてもいい、自分の存在を思い切り表現していい。
そう自分に許可できたとき、セミの見方ががらっと変わるでしょう。
美の選択は、真実への扉。
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〜人生のどの瞬間も美しい小説の一部〜
辛いときや悲しいときは、自分の人生を小説だと思ってみましょう。
あなたが悩むことも、悲しむことも、人生という小説の一部。
だとしたら、この一瞬一瞬が、とても美しいものになりませんか?