真島あみオフィシャルブログ
21世紀的魔女論

第4話 この世は地獄である


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「佐伯さんの奥さん、もう妊娠してるらしいよ。」

その声は給湯室の奥から聞こえた。

何気ない雑談だった。

誰かを傷つけようとした言葉ではない。悪意もない。棘もない。
ただ職場の噂話として、軽く空気に投げられた言葉。

しかしその一言は、澪の胸にまっすぐ刺さった。

佐伯さんの奥さん。

妊娠。

澪は足を止めたまま動けなかった。

手首には、朝つけた百合の香りが残っている。

アイボリーのブラウス。
淡いゴールドのピアス。
少し血色のあるローズのリップ。

その日の澪は、確かに少し咲いていた。

自分を粗末に扱わない。
自分の花として生きる。
誰かに選ばれるためではなく、自分のために咲く。

そう決めたばかりだった。

それなのに。

世界は、あまりにも簡単に澪を突き落とした。

「早いよね。」

「結婚報告したばっかりなのにね。」

「幸せそうだったもんね。」

同僚たちの声が続く。

澪はそこから逃げるように歩き出した。誰にも気づかれないように。

背筋を伸ばしたまま。足音を乱さないように。顔色を変えないように。

席に戻りパソコンの画面を見る。

文字が滲んだ。メールの文章が読めない。

マウスを握る手に力が入る。

胸の奥で、何か黒いものが広がっていく。

結婚だけなら、まだ耐えられたのかもしれない。

彼が誰かを選んだこと。自分ではない女性と人生を進めていくこと。

それだけでも痛かった。

しかし、その先にもう子どもがいる。未来がある。

澪が一度も辿り着けなかった場所に、彼と彼女は軽々と進んでいた。

なぜ。

その言葉が喉の奥で燃えた。

なぜ、彼女なのだろう。

なぜ、私はそこにいないのだろう。

なぜ、私は七年もただ見ていただけだったのだろう。

なぜ、私は今さら白いブラウスなんて着て、自分が変われるかもしれないなどと思ってしまったのだろう。

痛みは、やがて恥に変わった。

自分が惨めだった。

三十九歳にもなって、片思いの相手の結婚と妊娠に傷ついている自分が。

少し綺麗になったくらいで、人生が動き出すかもしれないと期待した自分が。

百合の女。

花人。

咲く。

そんな美しい言葉を信じかけた自分が。

馬鹿みたいだった。

定時になるまでの時間はひどく長かった。

澪は何度もトイレに立った。

鏡を見るたび、朝は少し誇らしく思えたアイボリーのブラウスが今は滑稽に見えた。

何をしているのだろう。誰のために整えているのだろう。

誰にも選ばれなかった女が、白い服を着て、香りを纏って、背筋を伸ばして。

それで何が変わるというのだろう。

澪は鏡の中の自分に言いそうになった。

やっぱり、貴女は何も変われない。

その瞬間、魔女の声がよみがえった。

百合の女は、自分を安く扱わない。

澪は唇を噛んだ。

分かっている。分かっているはずだった。

しかし、その言葉を信じられない夜もある。

美しい言葉が何の役にも立たないほど、現実が残酷な夜もある。

会社を出た澪は駅へ向かわなかった。

足は秘密の花園へ向かっていた。

呼ばれたわけではない。メッセージが来たわけでもない。しかし、澪にはもう分かっていた。

あの場所は、迷った時だけ現れる。

泣きたい夜にだけ、扉が見える。

路地の奥に古い洋館の灯りが見えた時、澪の目から涙がこぼれた。

黒い鉄の門。
蔦の絡まる壁。
金色の文字。

秘密の花園

澪は扉を開けた。

花の香りがする。

その香りに触れた瞬間、澪は崩れるようにその場に立ち尽くした。

「澪さん」

奥から魔女の声がした。

今夜の魔女は黒い服を纏っていた。喪服のようにも、夜そのもののようにも見える黒。

首元には深い赤の石がひとつ光っていた。

魔女は澪を見ても驚かなかった。

ただ静かに席へ案内した。

「こちらへ。」

澪は座ることもできず、立ったまま言った。

「無理です。」

声が震えていた。

「私、無理です。」

魔女は黙って澪を見ていた。

「佐伯さんの奥さん、妊娠してるって。」

言葉にした途端涙が溢れた。

「結婚だけでも苦しかったのに。もう子どもがいるって。彼の未来にはちゃんと家族があって、私は何もなくて。」

澪は胸元を握った。白いブラウスに皺が寄る。

「私、何をしてたんでしょう。」

声が荒くなる。

「七年も好きで、何もしないで、見てるだけで。今さら花人とか、百合の女とか、そんなことを言われて少し変われるかもって思って…」

澪は首を横に振った。

「馬鹿みたいです。」

魔女は何も言わなかった。

その沈黙が澪をさらに壊した。

「地獄です…」

澪は吐き出すように言った。

「ちゃんと欲しいものを手に入れる人がいて、何もできずに取り残される人がいる。若くて明るくて可愛い人が選ばれて、私はただ仕事をして、歳を取って、気づいたら何も残っていない!!」

息が苦しい。

「花なんて、咲いたところで意味ありますか!?」

澪は魔女を睨むように見た。

「私が白い服を着ても、香りを纏っても、彼の奥さんが妊娠している現実は変わらない!私の七年は返ってこない!私が三十九歳であることも変わらない!!」

涙で視界が滲む。

「だったら、何の意味があるんですか!?」

魔女はようやく口を開いた。

「澪さん」

その声はいつもより低かった。

「座りなさい。」

優しい命令だった。

澪はその場に崩れるように椅子へ座る。

魔女は紅茶を注がなかった。代わりに透明なグラスに水を注ぎ、澪の前に置いた。

「まず、お水を。」

澪は震える手でグラスを持った。水は冷たかった。

喉を通ると、自分がどれほど息を詰めていたか分かった。

魔女は、テーブルの中央に一輪の黒いダリアを置いた。深く暗い花だった。

花弁が幾重にも重なり、まるで夜を抱え込んで咲いているようだった。

「澪さん」

「はい……」

「この世は地獄です。」

澪は顔を上げた。

慰められると思っていた。

そんなことはありませんよ、と言われると思っていた。

貴女にも幸せは来ますよ、と優しく励まされると思っていた。

しかし魔女は静かに繰り返した。

「この世は地獄です。」

澪は言葉を失った。

魔女は黒いダリアを見つめたまま言った。

「望んだものが手に入らないことがあります。愛した人に選ばれないことがあります。時を戻せないことがあります。若さも、機会も、過去も、失えばそのまま戻らないことがあります。」

澪の胸が痛んだ。

「誰も悪くないのに、苦しいことがあります。誰かの幸せが、自分の欠落を照らしてしまうことがあります。祝福すべき出来事が、刃のように胸を裂くこともあります。」

魔女の声は美しかった。しかし甘くなかった。

「この世は地獄です。綺麗ごとだけでは生きていけません。」

澪の涙がまた落ちた。

否定されなかった。自分の痛みを、薄められなかった。

そのことがなぜか救いだった。

「しかし」

魔女は澪を見た。

「だからこそ、美が必要なのです。」

澪は息を止めた。

「地獄ではない世界に、美は必要ありません。」

魔女の瞳は、夜のように深かった。

「すべてが優しく、すべてが満たされ、すべてが望み通りに進む世界なら、人はわざわざ美を生み出す必要などないでしょう。」

魔女は黒いダリアに触れた。

「痛みがあるから美が生まれます。喪失があるから祈りが生まれます。孤独があるから香りが深くなります。地獄があるから、花は咲く意味を持つのです。」

澪は何も言えなかった。

魔女は続けた。

「花は楽園だけに咲くものではありません。」

その声が静かに温室に広がった。

「瓦礫の隙間にも咲きます。墓地にも、戦場の跡にも、焼けた土地にも、誰にも見られない暗い庭にも咲きます。」

澪の目に黒いダリアが映る。

その花は暗いのに美しかった。

明るいから美しいのではない。幸福だから美しいのでもない。

闇を含んでいるからこそ目が離せなかった。

「澪さん。貴女は今、地獄を体感しています。」

魔女は言った。

「佐伯さんの結婚。奥様の妊娠。戻らない七年。自分の年齢。選ばれなかったという痛み。何もできなかったという後悔。」

澪は小さく頷いた。

「それらは確かに苦しいものです。」

魔女は澪の目を見た。

「しかし、それを理由に貴女が自分の花を踏みにじるなら、地獄はただの地獄で終わります。」

澪の胸がぎゅっと掴まれた。

「ただの地獄……」

「はい。」

魔女は言った。

「地獄に落ちることより恐ろしいのは、地獄を見たあと、自分の美しさまで捨ててしまうことです。」

澪は、ブラウスを握っていた手をゆっくり緩めた。

皺になった布を見て胸が痛んだ。

自分で自分の花を踏んでいた。ついさっきまで。

「私、悔しいです。」

澪は小さく言った。

「羨ましいです。」

「はい。」

「祝福したいのにできないです。」

「それでよろしいのです。」

澪は驚いて魔女を見た。

「いいんですか?」

「ええ。」

魔女は頷いた。

「花人は聖女ではありません。」

その言葉に澪は息を呑んだ。

「妬んではいけない。羨んではいけない。怒ってはいけない。悲しんではいけない。そのように自分を縛る必要はありません。」

魔女の声は少し強くなった。

「花人は闇を持たない女ではありません。闇さえも養分にできる女です。」

澪の中で何かが静かに揺れた。

闇さえも養分にできる女。

「私はそんなに強くありません。」

「強くなるのではありません。」

魔女は言った。

「腐らせないのです。」

澪は顔を上げた。

「腐らせない?」

「はい。痛みをそのまま放っておけば恨みになります。嫉妬になります。自己憐憫になります。自分を傷つける言葉になります。」

澪は胸に手を当てた。

さっきまで自分の中にあったものだ。

「しかし痛みを見つめ美へ変えると、それは養分になります。」

「どうやって……」

澪は震える声で聞いた。

「どうやって、美へ変えるんですか?」

魔女は、澪の花人手帖を開くように促した。

澪は鞄から手帖を取り出した。白い表紙に、少し指の跡がついている。

魔女は言った。

「今日、三つ書いてください。」

澪はペンを持った。

「一つ目。今日、貴女が本当に失ったもの。」

澪はページを見つめた。

失ったもの。佐伯さん。

そう書こうとして、手が止まった。

本当に失ったのは彼なのだろうか。彼はもともと澪のものではなかった。

澪は長い沈黙のあと書いた。

私は佐伯さんを失ったのではない。
彼に選ばれるかもしれないという、何もしないまま抱いていた幻想を失った。

書いた瞬間胸が痛んだ。しかし同時にどこかが澄んだ。

魔女は静かに頷いた。

「二つ目。今日、貴女が本当に欲しかったもの。」

澪の手が止まった。

欲しかったもの。佐伯さん。家庭。子ども。愛されること。選ばれること。

喉の奥が熱くなった。

澪はゆっくり書いた。

私は、誰かの人生の中心になりたかった。
私は、愛されて、選ばれて、未来を一緒に作る女になりたかった。

涙が落ちて、文字が少し滲んだ。

魔女は何も言わなかった。

その沈黙が、澪の本音を守ってくれているようだった。

「三つ目」

魔女の声が、少しだけ柔らかくなった。

「この地獄を、どのような美に変えるか。」

澪は、ペンを持ったまま固まった。

そんなこと分からない。今はまだ痛いだけだ。羨ましくて、悔しくて、惨めで、苦しいだけだ。

しかし魔女は待っていた。

急かさず、慰めず、澪が自分の言葉を見つけるまで待っていた。

澪は黒いダリアを見た。

闇のような花。しかし確かに美しい花。

やがて澪は書いた。

私は、選ばれなかった痛みを、自分を選ぶ力に変える。

手が震えた。それでも続けた。

私は誰かの未来を眺めて泣く女ではなく、自分の未来を咲かせる女になる。

書き終えた瞬間、澪は声をあげて泣いた。

それは静かな涙ではなかった。

今まで押し殺してきたものが一気に溢れ出すような泣き方だった。

三十九歳の女が、秘密の花園の片隅で、子どものように泣いた。

魔女は何も言わなかった。

ただ、黒いダリアの横に白い百合を置いた。

闇の花と白い花。ふたつ並ぶと、奇妙なほど美しかった。

しばらくして澪の涙が落ち着いた頃、魔女は静かに言った。

「澪さん」

「はい……」

「今日の痛みは、貴女を終わらせるためのものではありません。」

澪は顔を上げた。

「貴女の中に眠っていた本当の望みを、見せるためのものです。」

澪は涙で濡れたページを見た。

私は、誰かの人生の中心になりたかった。

こんな本音を自分が持っていたことを知らなかった。

いや、知らないふりをしていた。

欲しいと言えば、手に入らなかった時に傷つく。

だから欲しくないふりをしてきた。

結婚も。愛も。家庭も。自分だけを見つめてくれる人も。

本当は欲しかった。

「欲しかったって認めたら苦しいです。」

澪は言った。

「はい。」

「欲しいのに、手に入らなかったら、もっと苦しいです。」

「はい。」

「それでも認めた方がいいんですか?」

魔女は澪を見つめた。

「認めなければ、貴女は自分の人生を取り戻せません。」

その言葉は重かった。

「欲望は貴女の根です。根を切れば痛みは一時的に静かになるかもしれません。しかし花は咲けなくなります。」

澪は手帖の文字を指でなぞった。

「欲しいと思ってもいいんですね。」

「ええ。」

魔女は言った。

「欲しいものを欲しいと認める女性は甘く、美しいのです。」

澪は泣き笑いのような顔になった。

「なんだか怖いです。」

「怖くて当然です。」

魔女は微笑んだ。

「本音は人生を動かしてしまいますから。」

秘密の花園の奥で時計が小さく鳴った。

夜が深くなっていた。

紅茶を淹れてもらった。その苦みが心地よかった。

甘いだけではない味。今の自分に似合う。

「魔女さん。」

澪はぽつりと言った。

「はい。」

「私、あの人を祝福できる日が来るでしょうか?」

魔女は少し考えた。

「無理に祝福しなくてよろしいのです。本心ではない祝福は貴女の内側を濁らせます。今はまず、痛かったと認めること。羨ましかったと認めること。欲しかったと認めること。」

澪は小さく頷いた。

「祝福は花が十分に満ちた時、自然にこぼれる蜜のようなものです。搾り出すものではありません。」

その言葉に澪は深く息を吐いた。

無理に綺麗な人にならなくていい。祝わなくていい。

それがどれほど救いになるか、澪は初めて知った。

魔女は黒いダリアを澪に差し出した。

「今夜はこれをお持ちなさい。」

「黒い花をですか?」

「はい。」

魔女は静かに言った。

「白い百合だけでは貴女の花は完成しません。」

澪はダリアを見つめた。

「闇も必要なんですか?」

「必要です。」

魔女は迷いなく答えた。

「闇を知らない白は薄くなります。痛みを知らない美は軽くなります。地獄を知らない花は、少しの風で折れてしまいます。」

澪は黒いダリアを受け取った。その花は思ったよりも重みがあった。

「澪さん」

「はい」

「この世は地獄です。」

魔女はもう一度言った。

「しかし、地獄は貴女の終着点ではありません。」

澪は魔女を見た。

「地獄は貴女の養分になります。」

その言葉が夜の中心に落ちた。

養分。

まだ信じられない。

この痛みがいつか自分の中で何かを育てるなんて。

しかし黒いダリアは確かに美しかった。

暗いのに枯れていない。重いのに咲いている。

秘密の花園を出ると、夜風が冷たかった。

澪は片手に黒いダリアを持ち、もう片方の手で白いブラウスの皺をそっと伸ばした。

完全には元に戻らない。しかしそれでよかった。

今日の皺も今日の涙も、今夜の澪の一部だった。

帰り道、駅前のガラスに自分の姿が映った。

アイボリーのブラウス
淡いゴールドのピアス
少し落ちたローズのリップ
そして、腕の中の黒いダリア

朝の澪とは違う女性がそこにいた。

綺麗になっただけの女性ではない。傷つき地獄を見た女性。

それでも花を手放さずに立っている女。

澪はガラスに映る自分を見て初めて思った。

この私も、嫌いではない。

家に帰ると、澪は白い百合の隣に黒いダリアを挿した。

白と黒。清らかさと闇。祈りと嫉妬。気品と痛み。

そのふたつが同じ花瓶に並んだ時、部屋の空気は以前よりずっと深くなった。

澪は花人手帖を開いた。

今日のページには涙の跡が残っている。そこに最後の一文を書き足した。

この世は地獄である。
しかし、私は地獄に美を咲かせる女になる。

書いたあと、澪はしばらくその文字を見つめた。

まだ強くはなれない。忘れられない。羨ましい。まだ痛い。

しかしそれでもいいと思った。

花人は痛みのない女ではない。

痛みを抱えたまま、美を選び直す女なのだ。

その夜、澪は泣き疲れて眠った。

夢の中で彼女は暗い庭に立っていた。

空は黒く、土は湿り、どこにも光はなかった。しかし足元には一輪の百合が咲いていた。

その隣に黒いダリアが咲いている。闇の中でふたつの花は静かに揺れていた。

澪は夢の中でその花に水をやった。涙によく似た水だった。

すると暗い庭の奥から、魔女の声が聞こえる。

澪さん、よくご覧なさい。

貴女の地獄は、まだ貴女を咲かせる力を持っています。

翌朝目が覚めると、カーテンの隙間から淡い光が差していた。

胸の痛みは消えていなかった。

佐伯さんの奥さんが妊娠している現実も変わらない。

澪の過去も、年齢も、孤独も、何ひとつ消えていない。

しかし花瓶の中で、白い百合と黒いダリアが静かに咲いていた。

澪はベッドから起き上がり水を替えた。昨日より少しだけ丁寧に。

そして鏡の前に立った。

泣いたせいで目は少し腫れている。顔色も良くない。

それでも澪は自分に言った。

「私は私を粗末に扱わない。」

声は少し掠れていた。しかし消えなかった。

澪は今日も白い服を着ることにした。

昨日より少しだけ深い白を。

地獄を見ても、白を脱がないために。


あとがき

この物語はフィクションです。

もう大丈夫だと思った瞬間に、忘れたかった知らせが届く。

前を向こうとした瞬間に、自分の欠落を突きつけられる。

少し咲き始めた花に冷たい雨が落ちる。そんな時、私たちは思います。

やはりこの世は地獄だと。

しかし花人は地獄を否定しません。

この世は地獄である。だからこそ美が必要なのです。

痛みがあるから、香りは深くなる。
喪失があるから、祈りは生まれる。
嫉妬があるから、本当の望みが見えてくる。
孤独があるから、自分の花を見つけようとする。

綺麗なだけの人生では深い花は咲きません。

花人とは闇を持たない女性ではなく、闇さえも養分にできる女性。

地獄を見ても自分の美を捨てない女性。

貴女の痛みも、貴女を終わらせるものではないのかもしれません。

それはまだ、貴女の中で花になる日を待っている養分なのかもしれません。

次回、第5話。

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