セックスの幻想を解く
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セックスは肉体を使ったコミュニケーションの一種なので、絶対にしないといけないものではありません。
他でコミュニケーションが取れていればしなくたっていいのです。
性欲は自分で解消するものです。セックスで解消できたらそれはものすごく幸せなことです。
ここを踏まえた上で、どう美しいセックスを作り上げていくかを考えていきましょう。
わたしたちはどうしてもセックス＝AV（アダルトビデオ）というイメージがあります。
ペニスがヴァギナに入り、男性が射精して終わるものだと思いこまされています。
とくに男性はそうですね。男性は被害者です。正しいお手本がないし誰も教えてくれませんでした。
男性は唯一の教材であるAVを見て女性の体やセックスを学びますが、それが間違いであることは皆さんご存知ですね。多くのAVは女性の体を無視して男性の視覚的快楽を重視し作られているファンタジー作品です。
要するに男性は私たちの体のことを何一つ分かっていません。
そして私たちも自分の体のことをわかっていないのです。
ほとんどのカップルはセックスやお互いの体のことを分かったフリしながらなんとなくしているので、なかなか満足できないしマンネリになります。
セックスは作り上げていくものです。
お互いの肌を合わせ、どこが心地いいのか、きちんと言葉を使いコミュニケーションして2人の形を作り上げていく作品だと思ってください。2人で1つのアート作品を作っているのです。
少女漫画のようなセックスは残念ながら幻想です。ただパートナーに体を委ねていたら深いオーガズムを得られるなんてことはありません。
本物のセックスはもっと泥臭く会話だらけです。コミュニケーションだからです。
ロマンチックじゃないと思われるかもしれませんが、こうした意識でセックスをすると飽きないのです。
どんどん良くなっていき素晴らしい快楽を得られます。
そのためにわたしたちはセックスで我慢してはいけません。「痛い。」も絶対言わないといけないですよ。
したいことやして欲しいことも言いましょうね。
私たちはセックスがどういうものなのか教わっていないので、どうしても男性に合わせてしまいがちです。
男性を傷つけてはいけないと演技をしたり痛いのを我慢している方もとても多いです。
思ったこと、感じたことは素直に言っていいのです。
セックスはコミュニケーションですから伝えることに意味があります。
伝えた先に快楽があるのです。
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